リフォームの平均工期は?短縮・長期化の要因を解説

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リフォームの平均工期は?短縮・長期化の要因を解説

リフォームは、住まいを快適にするための大きな決断です。
その一方で、気になるのが工事期間ですよね。
思い描いているリフォームを実現するためには、どれくらいの時間がかかるのか、事前に知っておくことが大切です。
今回は、リフォームの平均工期と、工期を左右する様々な要因についてご紹介します。
スムーズなリフォーム計画のために、ぜひ最後までお読みください。

リフォームの平均工期

キッチンリフォームの工期

小規模なキッチンリフォーム、つまりキッチンの位置を変えずに本体のみを交換する場合は、解体、下地補修、給排水工事、機器取り付けなどで、約6~10日程度かかります。
一方、大規模なリフォーム、例えばキッチンの位置変更や間取り変更を伴う場合は、壁の撤去・新設などの内装工事も必要となり、2~3週間程度の工期を要します。
さらに、システムキッチンの種類や給排水管の移設工事の有無によっても工期は変動します。

浴室リフォームの工期

ユニットバスの交換であれば、比較的短期間で済みます。
浴槽のみの交換なら1日、ユニットバス全体(床、壁、天井、バスタブ)の交換でも4日程度です。
しかし、タイル風呂からユニットバスへのリフォームは、コンクリート基礎の工事なども含むため、4~7日程度と、工期が長くなることを想定しておきましょう。
季節によってもコンクリートの乾燥時間などが変わるため、工期に影響が出ることがあります。

トイレリフォームの工期

便器や便座の交換といった小規模なリフォームであれば、半日~1日で完了します。
和式から洋式への変更や、壁・床の交換などを含む大規模なリフォームでは、2~5日程度かかります。
配管工事の必要性なども工期に影響します。

その他リフォーム箇所の工期

リビングのリフォームは、リフォーム箇所によって大きく異なります。
フローリングの張り替えは3日前後、壁紙の張り替えは1~2日です。
しかし、床暖房の追加や収納の増設、窓の増設などを行う場合は、さらに工期が長くなります。

全面リフォームの工期

全面リフォームの工期は、リフォーム箇所の数や規模、家の大きさ、築年数などによって大きく異なります。
計画段階から完成まで、4.5ヶ月~8ヶ月以上かかるケースもあります。
計画、打ち合わせ、契約、工事それぞれに時間を要することを考慮しましょう。

工期の短縮と長期化要因

工期を短縮するポイント

リフォーム会社との綿密な打ち合わせを行い、事前に必要な材料や職人などを確保することで、工期を短縮できます。
また、リフォーム内容をシンプルにする、複数の工事をまとめて行うなども効果的です。
工事期間中は、職人さんの作業を邪魔しないよう、協力体制を取ることが重要です。

工期が長期化するケース

リフォーム箇所の劣化が予想以上に深刻だった場合、追加工事が必要となり、工期が延びる可能性があります。
また、職人さんの都合や天候の影響、材料の供給遅延なども工期長期化の要因となります。
予期せぬトラブルに備え、余裕を持ったスケジュールを立てることが大切です。

天候の影響と対策

外壁や屋根などの外装リフォームは、天候に大きく左右されます。
雨天時は工事が中断されるため、工期が延びる可能性があります。
リフォーム会社と連携し、天候状況を考慮したスケジュールを立て、雨天時の対策を事前に確認しておきましょう。

職人手配の難しさ

熟練した職人の確保は、リフォームにおいて重要な課題です。
人気のある職人さんは予約が取りにくく、工期に影響する場合があります。
早めの予約を心がけましょう。

まとめ

リフォームの工期は、リフォーム箇所や規模、季節、天候、職人さんの都合など、様々な要因によって大きく変動します。
キッチンや浴室などの水回りリフォームは数日から数週間、外壁・屋根リフォームは数週間から数ヶ月かかる場合があります。
全面リフォームとなると、半年以上かかることも珍しくありません。

計画段階で、余裕を持ったスケジュールを立て、リフォーム会社と十分に相談することが、スムーズなリフォームを実現するための鍵となります。
また、予期せぬ事態にも対応できるよう、柔軟な対応も心がけましょう。

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